県立美術館のイチョウの葉が黄色く色づき、いよいよ秋の深まりを感じます。今日は朝から肌寒く、子どもの見守り活動にトレーナー１枚だけで行ったので、少しこたえました。
美術館のイチョウ並木は芸術の森を彩る地域の名所となっています。誰に云われるまでもなく、時が来れば秋の訪れをその身で教えてくれるのは、なんとも不思議なものを感じます。
確か神宮外苑に見事なイチョウ並木があったのを思い出します。その並木道を歩けば、まるで自分が哲学者になったかのような錯覚に陥ったことを今でも覚えています。
美術館のイチョウもそれ自体が芸術かも知れません。
全身で晩秋の時を告げる自己表現。訪れる人を温かく迎え、帰る人に芸術の余韻を残しながら送り出す。
県内でも有数の観光スポットになっているのも納得できます。
歩いて数分の絶好のロケーションにあるこの美術館の魅力を再発見した気分です。