先日、「釜石の奇跡」をもたらした防災教育の第一人者である群馬大学の片田教授のインタビュー映像をみた。
これまでの防災対策で知らず知らずのうちに構築された安全神話。いつのまにかセキュリティーマインドが弱くなって、「想定」によりかかってしまうことの危険性。いくつかの示唆をいただいた。
特に、ハザードマップが実は、「両刃の刃」となってしまっていることに、はっとさせられた。色が塗られている地域は危険、塗られていない地域は安全、と思い込まされていることに、改めて防犯教育との類似性に気が付く。
最近の防犯教育では、「どこで」犯罪が起こったのかよりも「どういう場所で」犯罪が起こるのかを教えている。実際に犯罪が起こった場所のみ記憶させてもあまり役には立たない。
どういう場所で犯罪が起こりやすいのか、を教えなければいけない。人目につきにくい場所、暗い場所など、犯罪が起こりやすい場所の特性を教え込むことで、見知らぬ土地に行っても注意を呼び覚ますことが可能となる。
大事なことは、危機に直面した時に身を守るためのとっさの行動がとれるように繰り返し教え込むことだと実感している。