G-QCX3G9KSPC
閉じる

再びまちづくりについて

地元新田小の児童見守りボランティアの会に携わるようになって5年半。下校時の見守りはなかなか参加できないが、登校時間帯はほぼ毎日通学路に立って見守りをしている。子どもたちの安全の確保が主眼であることはいうまでもない。

しかし、もう一つ大きなねらいがある。あいさつを通じて地域の大人としての子どもたちとの関係づくりである。昨今叫ばれているコミュニティの弱体化の大きな要因は、コミュニケーションが次第に欠けてきたことによるお互いの関係の希薄化にあると私はみている。あいさつはコミュニティづくりの重要な第一歩である、そう信じて見守りのかたわら子どもたちにあいさつを続けてきた。

最初は奇異に感じた子どもたちもいたに違いない。しかし、今では子どもたちの方からあいさつをするようになっている。しかも通学途中の中学生、高校生も元気よくあいさつをして通るまでになった。この子たちに、地域で見守っている大人が確かにいるということをはっきりと伝えることが出来てきたと思っている。この子たちもやがてはこの地を離れて暮らすようになるだろう。ただ、なにかのきっかけで生まれ育った故郷を思い出すこともあるだろう。その時、無性に帰りたくなる、そんなふるさとづくりをしたいと思っている。

あいさつ運動は何のコストもかからない「まちづくり」だと思う。多額の経費を投じて立派な道路や施設をつくっても、「人」がいなければまちとは言えない。「人の営み」こそがまちづくりのキーワードではないだろうか。

10年くらい前の、ある県の「安全・安心まちづくり」の提言書の結びの言葉が今でも脳裏に焼き付いている。
「あいさつをしよう。そして安全・安心まちづくりをしよう」これが、現代のコミュニティの衰退を食い止める大きな指針ではないだろうか。
(‘

最近のコメント

表示できるコメントはありません。