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甲府タウンレビューチーム発足

10月30日に甲府タウンレビューチームが発足し、その第1回会議を傍聴した。座長は県立大の伊藤学長、委員には駒沢大の青木教授や企業代表など重厚な顔ぶれである。また、オブザーバーとしてまちづくりに具体的な取り組みを実践している団体関係者も参加し、甲府のまちづくりに関する熱い議論が期待される。

チームは、「まちづくりに係る取り組みの状況や方向性を産学官で共有するとともに、甲府のまちづくりに積極的に取り組む民間団体等とのネットワークを構築し、お互いの役割と責任を認識する中で、魅力あるまちを創り上げていくための意見交換を行うため」(設置要綱から)に立ち上げられたものである。

第1回目の本日には、当面の検討事項について考え方が提示された。甲州夢小路が来年3月、市の新庁舎が5月にオープンすることから、この2~3年の取り組みが甲府市にとって大きなターニングポイントという認識が示され、駅南側の中心市街地で、この2~3年間で何をするかに絞って議論をすることとしている。

おりしも、中心市街地活性化計画が本年度終了年次を迎えるが、私の推測では、その現状について厳しい認識があり、本旨に立ち返って官民協働のまちづくりを具体的に進めていかなければ、という危機感の表れだと感じたところである。このことは、座長である伊藤学長の「甲府に与えられた最後のチャンス」という言葉に象徴されているように思える。

議論を進めるにあたっての基本ルールとして「共有したい基本的スタンス」が次のように示された。
(1)ベクトル・方向性をあわせた上で、優先順位を決める。成功事例をつくって、大きなうねりを作る。
(2)あるものを活用する。「磨けば光るお宝」を探す。
(3)「~までに自ら何をするか」という発想をもつ。(~ができたら的な考え方から脱却する)
(4)地域にあった事業スキームを自ら考える。(安易に補助金に依存しない)
(5)必要に応じて、外部からノウハウをもってくる。

そのうえで、具体的な検討事項として、
(1)甲府の街の顔づくりと、回遊性のための導線の確立
(2)テナントミックス、空き店舗対策事業の見直し
(3)まちづくりの主体について
が提示された。

こうした議論の土俵づくりが本日行われ、今後自由な議論の中から、いいアイデアが生まれることを大いに期待するところである。そして「人がつどい、心がかよう、笑顔あふれるまち・甲府」が最終目標であることをしっかり踏まえたうえで、その実現のためにどういう中心市街地にしていくかを議論してほしいと願っている。そのための自由闊達な議論を、一市民として、一タックスペイヤーとして期待するとともに、郊外に住む者として関心をもって注視していきたい。