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子どもたちの姿に

新田小に32名の新入生が入学して1か月が過ぎた。登校班に黄色い帽子をかぶった新1年生が上級生に守られながら元気に登校する姿に、通学途上の無事故を祈らずにはいられない。見守りボランティアの我々の前を、大きな声で「おはよう」のあいさつをして、学校へ向かう子供たち。かってお騒がせな子も確かにいた新田小だが、ここ数年見違えるほど素晴らしい学校になっている。

学区内にある貢川団地には外国人世帯が年々増えている。自然新田小に通う子どもたちにも外国人が増え、国際色豊かな小学校ということもできる。他校にはない大きな特色である。生活様式の違いや、言語の壁も少なからず、保護者の間にはあることは事実だが、子どもを中心に学校はまとまっていると私の眼には映る。

新田小はお隣の池田小から30数年前に独立し、当初大勢の児童でにぎわっていたものの、少子化や、団地への若い世代の入居の減少の影響からか、新入学児童数は低迷し、今では全学年1学級となっている。

なかには、当地区から新田小へは行かず、お隣の池田小へ通う子もいる。少人数学級を敬遠する保護者もいると聞くし、なかにはかっての学校の芳しくない時代のイメージから、外国人が多いということを嫌がる保護者もいるという。,

しかし、先日の錦鯉の放流や、美術館での子供たちによるギャラリートークなどの取り組みをみると、少人数の学校の方がより子供たちへの密度の濃い指導が期待できるというメリットがあると私は思う。とともに、持論ではあるが、学校をつくっていくのは、主役である子どもたちであり、指導する先生方であり、また何より重要な役割を担うのは、保護者であり、地域である。これらの学校づくりの主体がうまく連携協働しあうとき、理想的な学校が生まれる。

来週には、地区の青少年育成推進協議会、児童見守りボランティアの会の総会が予定されている。子どもたちのために、それぞれがそれぞれの立場で汗をかいていくことを訴える予定である。何と言ってもこの大事な子どもたちの未来のために。

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