閉じる

ソフトパワーへの転換

9月に入っての2度目の3連休もあっという間に終わった。先週の連休は台風接近の影響で何もできないままに過ぎてしまった感がある。

今回は、22日がアダプト制度で清掃ボランティアを行っている「池田公園管理委員会」主催のグラウンドゴルフ大会。23日は地区交通安全協会の高齢者交通安全教室を兼ねたグラウンドゴルフ大会。前者は事務局に携わっている関係で、企画運営の中心を担った。体育協会の役員にも就いているため、2日間はもっぱらグラウンドゴルフで追われた。

池田公園管理委員会の方は、各団体で交代で清掃を行っている公園を会場とし、市の公園担当課長にも参加していただいた。前日、約1時間目立った箇所の草刈りをし、改めて芝生広場の状況を確認した。

公園に関しては、これまで、木が多すぎて薄暗い、芝生広場の中央にある3本のケヤキが邪魔、芝生広場の傷みが激しい、落ち葉の時期には周辺住宅の屋根の樋が詰まるほど大量の落ち葉にうんざりする、など、様々な苦情が寄せられ、自治連会長とともに地域を代表して改善要望を届けに何回か行った経緯がある。

当局も、大小合わせて市内52か所もある公園を直営管理している状況の中で何とかやりくりをし、枝払いや低木の刈込等を行ってきたが、なかなか追いつかず、そのため苦情は収まっていない。 最近も担当課へ強い口調で苦情の電話があったという。

地区自治連としては、10月下旬の市長と語る会の席上、池田公園について防災公園化をはじめとして、植栽の間引きや犬のふん対策等を地域要望として取り上げることとしている。

市が進める市民との協働によるまちづくりのうえからは、個々バラバラに当局に対して要望を行うことはあまり効果的ではない。しかも特定の個人の要望を実現するために税金という公共財を投入することは、行政の一般性、公平性の点から難点がある。個々人が個別に当局に電話をし、往々にして態度が煮え切らないといって次第に声を荒げていっても、たぶん埒はあかない。へたをすると、「ノイジー・マイノリティ」(声がでかい少数者)になりかねない。’

そこで、地域全体の公益の実現という観点から、「地域要望」という形で行政の出動を要請することになる。景気低迷により税収が落ち込み、財政環境が非常に厳しい状況のもとでは、、要望すればほとんど実現するといった、かつてのバブル時代のようなことはまず望めない。 このことも踏まえてなお地域全体の発展のため行政と地域双方が主張を戦わせることとなる。

こうした時代にあっては、「北風と太陽」の寓話ではないが、ソフトパワーへのパラダイムの転換がまさに求められるのではないか。平たく言えば、対決から対話へ、攻撃から協調へ、さらに一方的から双方向へ。お互いの役割とその限界を相互に理解しあい、妥協点を見出していくことこそ、まさにソフトパワーの世界であり、ここに「協働のまちづくり」が実現できるか否かの重要なカギが隠されている。

\"