4月18日午後7時半から開かれた隣町の新田町自治会の通常総会に招かれ、来賓としてごあいさつさせていただいた。
ありがたいことに、当選以来毎年お招きいただいており、100名近い方を前にして、毎回、主にまちづくりについての自分自身の考え方を中心にお話をさせていただいている。
この地域にお世話になってから28年。人生のちょうど半分をこの地域で過ごしている計算になる。2人の娘もこの地で生まれ、地元の小中学校に進み、上の娘は県外の大学を卒業後今年4月から市内の信用組合で働き始め、下の娘は市内の短期大学の2年生となった。
この日の総会では、先の豪雪災害を通して、まず地域で出来ることをすぐさま行動に移した自治会の皆様の取り組みを称え、これまでの積極的な地域活動が結実していることを指摘させていただいた。
この地域では、3.11以後改めて地域コミュニティの重要性をあらゆる機会を通じて訴えてきた。昨年の市の総合防災訓練の主会場に指定された際、県下最大の貢川団地を抱える地域の特性から、これまでの「劇場型」訓練から参加型への訓練を行うべきとして、会場を新田小学校と貢川団地の2か所に分け、それぞれ「当事者意識」を持った訓練の実施を市に実現させた。
私自身、本会議で訴えてきたことである。その背景には、少子化、高齢化が予想を上回るスピードで進み、地域活動が次第にかっての活気を失いつつあることへの危機感がある。
大規模災害が発生したときにいかに地域として乗り越えていくのか。特に、高齢世帯、高齢独居世帯の増加や外国人世帯の増加などが市内のどの地域よりも顕著なこの地域で、いざというときに「お互いが支え合う」ことがはたして期待できるか。
その一つの解決の道筋は、やはり地域の自治連会長も指摘する通り、日ごろからの地域での行事に顔をのぞかせることからだと考える。例えば災害時に避難所で救援物資を配布するときに、普段見たことのない顔があった場合、はたしてどういう反応が生じるか。
そして、「自分たちのまちは自分たちでつくろう」という意識転換をさらに進めていくことにより、非常時での「指示待ち」や「依存心」を排していくことが「災害を乗り越えうるコミュニティ」への脱皮を可能にするものと考えている。
元気な地域は困難や課題に果敢に立ち向かい、これがまたコミュニティを成長させ、より元気になっていく。そのカギを握るのがいかにして地域活動を活性化するか、である。地域が元気になれば甲府市全体が元気になる。このことこそ今の甲府市に最も必要な視点ではなかろうか。