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3期目の挑戦

2月2日、樋口新市長が初登庁し、樋口市政がスタートした。当日、市長に会派を表敬していただき、これからの甲府市の発展のためそれぞれの立場で力を尽くすことを確認した。

今後、市民目線からの様々な提言を行い、改めて2元代表制の地方制度のもとで「議論を通じた合意形成」の政治を目指して、「政策論争」を展開していくことが求められる。

我々議会議員は、4月下旬に改選を迎えるが、私自身は人口減少や少子高齢化に伴う社会構造の大きな変化に直面している甲府市の幾多の課題解決に向け、3たび市議会議員への挑戦を決意し、スタートを切らせていただいた。

この2期8年間の市議会議員としての活動を通じて見えてきた議会の役割や使命について、もう一度原点に立ち返って眺めなおし、市民の負託に真にこたえられる議会、議員を目指して全力で戦っていこうと思っている。

先に「政策論争」を展開していこうと述べたのは、議会自体が本来条例制定権等の立法機能が付与されていることに鑑みれば、その機能を十分発揮していくためには、当然議会なかんずく個々の議員に政策立案能力が求められることはいうまでもない。

そして、政策立案力の裏打ちとなるのが、いかに市民ニーズを把握できているかであり、そこから的確に課題を見つけ出す「気付き」の能力である。

「首長」と対峙する機関は法制度上は「議会」という組織であり、個々の議員は本来その「構成員」に過ぎない。首長の行政執行権に対して監視やチェックを行うのが議会という組織であり、しかもそれぞれが直接選挙で別個に選ばれることを考えると、国政のように議会の多数派が行政権をつかさどる制度、すなわち議院内閣制下における「与党」「野党」という概念は本来ありえない。

しかし、未だに混同されることが多い。おそらく政治の中心的関心が「国政」に向けられ、地方議会の重要性が軽く見られてきた一つの証ではないだろうか。

地方創生が今後の国の大きな課題といわれている。疲弊している地方が再び元気を取り戻さなければ、日本全体が衰亡していくという問題意識の表れだろう。

だが、権限や財源の適切な移行といった実のある地方制度へ、という話になるとまだまだこれから議論の余地が多い。

重要なのは、いかに地方が自立的主体的にものを考え、行動できるか、であり、他都市の動向ばかりを気にする横並び意識からの転換を進めていくことだ。

地方が元気をなくしていく大きな要因は、自分たちが生活している場の価値を深く認識せず、例えばまちづくりで注目を集めた「成功事例」ばかりに目を奪われ、参考に、と称する「模倣」が横行していることではないか。

地域の現状からの課題認識とその解決策を自分たちで「編み出す」ことが再び地方の価値を再認識し、元気にしていく王道である。

いってみれば「知恵比べ」である。これは都市間競争のみならず、自治体内部での首長と議会との関係においてもあてはまる。

地方創生に向け時代が大きく動こうとしているこの時点で、地方議会の役割は益々重要性を帯びてくる。と同時に、様々時代にあった議会に変革していくことが求められる。

3期目挑戦はこうした大きな転換点での甲府市の今後を是非とも「担い手」として働かせて頂きたいという決意を込めている。

子どもたちに期待する 子どもたちに期待する