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新しい年を迎えて

平成29年がスタートし、先日は甲府市議員団で市内6か所での街頭遊説を行った。

(‘この4月で3期目もちょうど折り返し点となる。通算10年間の議員生活の節目となる。この時点で再び議員としての原点を確認しておきたい。

昨年は樋口市政となって初めての総合計画のスタート年次であり、また、地方創生の総合戦略のスタートでもあった。言うまでもなく、人口減少局面を迎えて地方を再び盛り立てていくことが日本を元気にしていくことにつながると国を挙げて取り組みが始まった年である。

10年後に到達すべき甲府市の都市像を掲げ、計画的に取り組みを進めていくには出発点での方向性の確認が重要である。昨年9月議会で1年ぶりに質問に登壇した際に、最大の論点として提示したのは、「子どもたちが戻ってくる」ような甲府市づくりのためにはどうすればいいか、という点である。

進学や就職をきっかけとした甲府市からの転出が転入を圧倒的に上回ることからは、戻れない様々な要因が指摘される。典型的なものとしては生活を組み立てる上での就業先が少ない、という点だろう。

しかし、それ以上に、果たして戻ってきたいと思えるものがないからではないか、という素朴な疑問がある。そこに甲府市の魅力というもの、人をひきつけてやまない魅力、が重要になってくるのではないか?この点を質問の大きなテーマとしたのである。

2年後には開府500年の佳節を迎える。そのための準備委員会も今月下旬に立ち上がる。今この時に再び浮かぶのは、武田信玄公以来の「人は石垣、人は城」という「人」に焦点をあてる考え方だ。

人の営み自体に人を引き付ける大きなものが隠されている気がしてならない。外からやってくる人もこの「人」に惹きつけられるとき、再び訪れたいと思えるのではないか?これを今後の取り組みの中心に据えるべきだと考える。

と同時に、人を育てること。私は青少年ジュニアリーダーの育成に注目している。将来の甲府市を担っていく人材がこの事業ののなかで確実に育っている。あとはどう活躍の場をつくっていくかだ。

議会質問は多くは具体的な施策に関するやり取りが中心である。が、もっと根っこの部分、ベーシックな部分での議論をすべきだ。いわゆる「何のために」という理念的な部分を議会においてももっと議論してもいい。

そのための議会制度の充実がこの1年の重要な課題となるだろう。研究会の次なる議題にすべきである。

この1年の大きな目標として、何と言っても「議論を通じた合意形成」を地方政治においても確立すること、そのための議会制度の在り方の検討を掲げたい。それは議会が意見集約、政策提案できる合議制の機関としての本来的な機能を果たすために避けて通れないものだからである。

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