先日、注目された東京都議会議員選挙が行われた。わが公明党は皆さまの懸命のご支援に支えられて、23名全員当選の大勝利を飾らせていただいた。
この場をお借りして、あらゆる方々に心からの感謝を申し上げさせていただきたい。
話題の中心は何といっても、昨年夏に圧倒的な支持を集めて都知事に当選された小池百合子知事率いる都民ファーストの会がどこまで勢力を獲得するかにあった。
小池知事は「東京大改革」を掲げてこれまでの都政の検証を進める一方で、その政策を円滑に実行に移すために、都議会に自身の方向性と軌を一にする勢力の確立を目指して都民ファーストの会を立ち上げた。
結果は圧倒的な小池人気を背景に都民ファーストの会が圧勝した。小池知事は都議選前に代表就任したものの、都議選後すぐ代表を辞任した。
本人の説明によれば、2元代表制の地方制度のもとでは、首長と議会の構成会派の代表を兼ねることは好ましくない、ということらしい。
本件にはいくつかの論点があるように思われる。
第一に地方議会の一員としての経験から、今回第一党となった都民ファーストの会は多くの新人を抱えており、議会という組織の上からは、議会の果たすべき機能が停滞しないかという点である。
第二に、特に議会の重要な機能である「監視機能(チェック機能)」「議決機能」が適正に果たされるかという点である。
第一の点については、新人議員に対する会派の綿密な研修による資質の向上を図ることを期待する以外にない。併せて、議員本人の自己研鑽である。特に地方議会制度全般にわたって総論、各論を詳細に学ぶ必要がある。
第二の点で懸念されるのは、地方政治が知事も言われるように「2元代表制」だという本質的な制度論が往々にして国政と混同される等正しく理解されてきたとは言い難い点である。
このことは、しばしば耳にする「知事与党」「市長与党」という表現が物語っている。
地方政治では、知事(首長)と議会はそれぞれ別個に選挙で選ばれる独立した機関である。与党という表現は、国の議院内閣制上の概念であり、議会の多数派から総理が選ばれる事を指して、総理を輩出した「多数会派」という意味である。
(‘地方政治と決定的に異なるのは、総理は国民に直接選挙で選ばれるのではないという点である。
このことから、地方議会が本来的なあり方として第一に求められるのは、「議会」という組織により、首長以下執行機関を適正に監督する機能であり、「抑制と均衡」である。
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(‘市民にとって何が一番いい政策かを執行機関と議会で議論し合うことである。特に議会内部での「議論を通じた合意形成」が本来的な議会のあり方だということである。’, NULL, NULL, NULL, NULL),
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(‘議会は多様な民意を背負った一人ひとりが、「議会」の中で徹底的に議論し合う、「合議制機関」である。
いくら知事支持派、市長支持派であっても執行機関からの提案された議案を何の議論もせずに「丸のみ」するのではない。それでは議会の自殺行為であり、不要とされかねない。
今後都議会の動向を注視していきたい。