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2023環境水道委員会視察(4)

10月26日(木)視察最終日は栃木県佐野市の「佐野ハイブリッド発電と消化ガス発電事業」について勉強した。

ハイブリッド発電とは、ざっくり言えば、「太陽光発電」と下水道汚泥から発生する「消化ガス」を利用した発電であり、佐野ハイブリッド発電(株)を平成27年1月に設立し、佐野市水処理センター内で発電事業を行っている。

東日本大震災以降、原子力発電の安全性に対する懐疑から、風力や太陽光等の再生可能エネルギーが注目を浴びてきたことを背景に、佐野市では日照時間が長いことを利用しての太陽光発電と、下水道汚泥の活用を狙って、消化ガス発電に取組みの方向を定めた。

佐野市が土地と消化ガスを提供し、佐野ハイブリッド発電(株)が発電設備、維持管理を担うスキームとなっており、得られた電力については佐野市の水処理センター場内で使用するほかすべて売電することとなっており、付随して発生する熱については、センターへ温水供給という形で供給する。

下水道汚泥については、近年では、佐野市のように発生するガスを発電に利用するものや、あるいは肥料に活用するものとか、単に焼却、埋め立て処分するのではなく、有効な活用を考える方向に向かっている。

特に東日本大震災以降は再生可能エネルギーをいかに安定的に製造、活用していくか、我々の生活の重要な根幹をなすエネルギーの問題だけに、環境負荷を極力かけずに、という視点からもとらえていかなければならず、様々な方策を模索していくことが求められる。地球温暖化防止という観点が益々重要になってくる。実に解決困難な課題であるが、当委員会でも市民の皆様との意見交換も行いながら、解決の方向性を少しでも見出せるような政策提言を目指して今後取り組んでいきたい。