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この1年

2023年も残りわずかとなった。ここで主なトピックにふれながらこの1年を振り返ってみたい。

まず何といっても4月の統一地方選で5期目の議席をいただいたことである。2期目の挑戦にあたって目指すところを公表し(こちら⇒5期目に取り組む重点政策)、多くの皆様から後押しをいただいたことに心から感謝申し上げます。

動物の殺処分ゼロの仕組みづくりやマイボトル運動と給水スポットの設置によるプラスティック 削減に向けた取り組みの推進は、すでに前任期で芽出しがされ、今期は形として具体化できるようさらに力を入れる考えである。

6月には市役所に給水スポットが設置され、来年度には「まちの回遊性」を高めるための市中への給水スポットが焦点となる。これが内外に知れ渡ればより多くの人が甲府へ足を運んでくれるものと確信している。

また、殺処分ゼロに向けた取り組みも保健所を中心に一層前進し、地域猫への理解が次第に広がっていると感じる。年明けには市が主体となる初の譲渡会も計画されていると伺っている。

一方で前任期以降重点的に取り組んできた市議会改革も次の局面に移ってきた。前の4年間で議会が「討議する空間」となるべく、議員間討議、議会報告会、決算を起点とした事業のサイクルの確立などを規定した議会基本条例をようやく制定した。

これは議会の「機関性」をより明確化する意図をもった取組みであるが、12月27日に法政大学の土山教授を講師にお迎えした議員互助会の研修でも、一般質問を議会の政策資源に、という先生の主張と軌を一にするものである。

議会運営のなかで見えてきた課題は、何といっても、議決機関である「議会として」の意思が、議案に対する「いいか悪いか」という2者択一の決定だけでいいのか、という本質的な問題である。

12月定例会の水道料金の改定についての審議の過程で、改定やむなしだが、一層の経営努力をすべし、とか漏水等でせっかくの供給した水がロスとなってしまう有収率の課題等への対応をこれまで以上にすべし、といった「執行上の注文」を「議会として」付ける、というあり方が議論となった。これまでは、委員長報告で本会議へ報告したことをもってその場に在席する執行部も聞いているからこれで十分、といった理解不能な運営がまかり通っていた。

私が前任期で問題提起した議会という「機関意思」をどのように形成し、示していくか、という課題に対して、議員間討議という意思決定のプロセスをきちんと確立し、議決は単に議員の表決の集計結果ではない、という主張が次第に理解されつつある、という実感があるが、まだまだスタートラインに立ったに過ぎない。

いずれにしても5期目の任期中に、中核市甲府市の議会が全国でも注目されるような新たな潮流を巻き起こしていきたいと考えている。議会改革の新たなステージは制度をより一層輝かせる質の高い「運用」にある。それは議会が真に「役に立っている」と実感される理想的な状態にまで成熟することを意味する。

市役所1階のVFKコーナー