代表質問の3問目は、こうふ愛について、である。
最初にこうふ愛醸成係について質した。
これまで、甲府を後にした若者たちが、何かのきっかけで戻ってこようとするときにその背中を押すのが「ふるさとに対する愛着心」であり、幼少のころからその心を育むことが重要と訴えてきた。
このふるさとに対する愛着心は最近では端的に「こうふ愛」と表現され認知されてきた。その結果、令和5年度から、市にこうふ愛醸成係が設置されるまでになったことに対して、敬意を込めてその経緯と取組み内容について質問したものである。
地方創生を取り上げるまでもなく、東京一極集中にあらがうようにふるさと回帰の確かな流れをつくることに腐心してきたが、ここにきて共感の輪が広がったと実感している。これがこうふ愛の醸成である。
当局からは、2019年の「こうふ開府500年」の大きな節目を機に、先人たちから引き継いだ重層的で多様な甲府の歴史・伝統・文化を次代に継承し、新たなまちづくりに繋げるため、様々な記念事業を実施したところであり、とりわけ「こうふ ドリームキャンパス」、「私の地域・歴史探訪」、「甲府ラーニング・スピーチ」の3つの事業をこうふ開府500年記念事業のレガシー事業として位置づけ、さらなるこうふ愛の醸成を推し進めるため、令和5年度に教育部の生涯学習課に「こうふ愛醸成係」を新たに設けた、という設置の経緯が答弁された。
これに加えて、甲府誕生の日である12月20日の「こうふ開府の日」記念事業も所管することとし、更なる「こうふ愛」の醸成を図るとともに、未来に向けた人づくりを鋭意推進していくとされた。まさに私が意図するところを見事に実現していただいたところである。
次に、甲府市民であることのメリットについて質問した。
これは子育て真っ最中の若いママさんとの懇談のなかで、周辺の施設は市外の利用者より市内の利用者の利用料を安くしているところが多いが、今最も評判の「ヴァンフォーレおしろらんど」などは市内市街を問わず料金が均一で、甲府市民としては市外利用者より安くしてほしい、という要望を受けたことに端を発している。
確かに市外利用者との差別化を図ることにより、甲府市民であることに誇りを感じるとの主張は最もだと思われる。
質問では、料金設定で差をつけるのは現状では困難と思われることから、年間パスポートの発行などにより市民割引を考えたらどうか、という投げかけをした。こうした取り組みにより、甲府に住んでよかった、というこうふ愛醸成につながるのではないかと訴えた。
答弁では、ある程度予想していたが、「県都として、また中核市として、先進的に取組んでいる本市の子どもの運動遊びを多くの子育て家庭に体感していただくとともに、中心市街地を訪れていただくことで、街の賑わい創出にも繋がるよう、居住地にかかわらず子ども300円、大人200円として低廉な利用料金に設定」している、とのことである。
また利用者には中心街の商店の割引サービスを提供し、まちなか回遊促進にも取り組んでいる、との答弁もあった。
甲府市は中核市であり、連携中枢都市圏の中心都市としてリーダー的役割を果たす、との決意が強く感じられる答弁であり、これはこれで懐の深い甲府市という誇りを感じるところと受け取った。
次の質問は、おしろらんども一つの資源としてまちなかの魅力創出につながることを訴える内容となっている。これは次回に譲る。