11月の臨時議会で議会が知識不足、判断力不足を露呈し、歴史に残る変な議決をしたつけが回ってきた。今日の報道によると、議会により強制的に控訴を断念させられたことに乗じて、1審により確定してしまった「損害賠償」をあろうことか、市長個人が支払えというめちゃくちゃな住民監査請求が出されたという。
これには耳を疑うどころか、大笑いしてしまった。その中心者は、どうもありもしない新聞記事を基に3月の常任委員会で特定の課、課長を攻撃し、当局側から市長名で発言の撤回と再発防止を求める文書が議長に提出された、市民クラブの議員である。これすら誠実に対応しようとせず、かえって全員協議会を開けと、開き直る始末。議会の品位を守るためには、こうしたとんでもない議員は徹底的に糾弾すべきである。
県庁職員のキャリアを捨て、とびこんだ甲府市議会。当時の知り合いの記者から「甲府市議会、レベル低い」と忠告されたことがいままざまざとよみがえってくる。声がでかい、期が長い、そんなことは議員の評価には何の関係もない。
あの議員は、「故意または重大な過失」がなければ職務上の賠償の責任を負わない、という原則を知らないのだろうか。その程度の議員が税金から高い歳費をもらっている。楽な商売でうらやましい。