甲府市議会は20日、すべての議案を可決等して閉会した。
最終日は、議長、副議長以下各委員会の新しい構成を決めた。私は前年同様、環境水道委員会に所属、委員長に山田ひろゆき議員が選出された。
また、議会運営の基本的な決定を行う議会運営委員会の委員に復帰し、委員長の山中議員、副委員長のわが会派の長澤議員とともに、岡新議長を様々な面でサポートする役割を仰せつかった。副議長は政友クラブの小澤浩議員が選出され、当面令和7年度の議会運営をこのメンバーで担っていくこととなった。
一部でわが会派の選択に苦言を呈する向きもあったが、歴史と伝統ある甲府市議会を再び輝かせるため、議会という組織機能を正しい理解の方向に戻していくこと、議会基本条例が本来執行機関との対峙を目指したものではなく、市民福祉の増進のために、執行機関、議決機関がそれぞれ「善政競争」を行っていくことが期待されていること、などから、議会基本条例の柱を決定した我々がその責務に復帰しなければ、甲府市議会があらぬ方向に向かってしまう、という危機感から今回の選択となった。
この2年間は残念ながら甲府市議会にとって不本意な2年間だったといわざるを得ない。議会が言論の場であり、議論を戦わせる場であるにもかかわらず、批判を一切許さないような一部の勢力が出現し、良識ある方々に心配をおかけする始末。
もちろん、こんな検討はずれの言説などには惑わされず、相手にすることはないが、甲府市議会というブランドイメージを守るためには一人でも戦わなくてはならない。それが残された私の使命だと思う。でなければ、甲府市議会の礎を作っていただいた先人に申し訳ない。