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民主主義と多様性

先週6月定例会が閉会した。以前から、地方議会は民主主義の学校といわれてきたが、今、甲府市議会はそのことが試されているのではないかと感じる。栗山町で議会基本条例が初めて世に出て以来、地方議会が改めてその重要性を再認識されてきた。

民主主義というからには、住民の代表が議会で正々堂々と主張を繰り広げ、なおかつ、たとえ自分と異なる意見であっても、批判はするが全否定することはあってはならない。

このことは、多様性に対していかに寛容であるか、に尽きる。このことを理解して議会に登場しないと、市民にとって不幸である。批判されるとヒステリックに反応し、聴くに堪えないような罵詈雑言のオンパレードであっては、民主主義の学校とは程遠い。こうした主張をこれまで長い間展開してきたが、およそ「批判」という事態に議員という公人は理性的な言論で反論すべきである。

議会は「討議空間」と識者は言うが、はたしてそうであろうかと、疑問が次第に大きくなる。制度より「人」が重要、と繰り返し訴えてきたが、いよいよ本気で取り組まなければならない時期が来た。一人立つである。

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