こんなあきれた議員は見たことがない。今日の政倫審を欠席した議員のことである。
本人の一方的なプライバシー暴露行為が甲府市議会政治倫理審査会規程に抵触するのではないか、と審査会設置の請求がなされ、結果、審査会が立ち上がった。今日は本人の弁明を聞く機会として招集された。
この場にきて自らの弁明をすればいいだけなのに、議事録を全文公開せよ、とか録音を認めよとか、およそ自ら引き起こした事態を顧みない難癖をつけて、結局欠席した。
LGBTを排除するような考えが招いた結果であるにもかかわらず、言論弾圧だとかヒステリックに騒ぎ立てる姿をみると、哀れみすら覚える。しかし、議員が全く見ず知らずの関係のない第3者のプライバシーを侵害してよい、ということにはならない。本人は議員の責務として男性のままで女性を名乗ることに対して警告するという意味で投稿したらしいが、そんな権限はない。
わざわざLGBT関連のサイトなどは閲覧しないし、タイムラインにも回ってこない。本人がなぜそのサイトを見つけることが出来たのか。多分普段からそういうサイトを閲覧しているから自然にタイムラインに回ってくるものと推察される。しかも普通の議員は「いいね」など押さない。訴えられることもない。自らが招いた結果について、甲府市議会議員という肩書が報道されてしまった。弁明すべきは当然であり、同類とみなされることに強い憤りを感じる。
税金から報酬をもらっている以上、自分の行為をよく考えるべきだ。反対の考えを持つ市民も当然いる。その人達からの税金も含まれている。議員だからと言ってすべて許されると思ったら大間違いだ。
本人の弁明を聞こうと思って時間のやりくりをしてようやくの思いで政倫審に臨んだが、あきれた理由で欠席したこと怒りを覚える。
機会を与えたにも関わらず、本人が自ら放棄したことにより、手続きは次のステップに進めるべきだ。一部の議員から、もう一度機会を与えてもいいのでは、という意見も出されたが、そんなことをすれば、ごねれば何とかなるという悪しき前例を作りかねないから反対、と発言した。