9月定例会が本日10月2日.全ての議案を可決、承認して閉会した。
今回の焦点はなんといっても前年度決算の認定である。現行の総合計画が令和7年度10年の期間満了を迎えることもあって、計画が目指す都市像実現がどの程度近づいたか。そのための重要な1年だったと思う。
今回から3役を除く全員が特別委員会のメンバーとなり、分科会方式で審査に臨んだ。
最終日の今日は特別委員会の委員長報告の後討論、採決を行い、賛成討論に立った。
討論を引き受けた大きな理由は、現市政が掲げる「子ども最優先」が我が党のチャイルドファースト社会と目指すところが同じであり、現行の総合計画策定時に委員として参加させて頂き、子どもを主役とした政策へ舵を取るべきことを提案したこともあり、我が党の政策提案を最大限尊重した市政運営が見て取れるからである。
討論内容の詳細は別に譲ることとして、構成について概略を記すと、(1)子ども最優先にかかる施策、(2)新たなまちづくりの方向性、(3)いのちと健康を守る共生社会の実現に向けた取り組み、の3点から我々の提言を取り入れた施策の状況を強調、また、健全化指標が示す財政運営の健全性を確認して、だから認定すべき、という構成にした。
(3)の共生社会については、殺処分ゼロのほか、子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種の推進と、男女共同参画の取り組みを特出しし、当局の姿勢を高く評価。
総合計画が議会の議決を経ていることは、議会もその実現の責任の一端を担うべきということであり、財源の議論に目を逸らしていたずらに事業の要望だけ繰り返すということへのアンチテーゼを意識している。
決算段階で予算化されていない事業について責めることは出来ない。予算が議会の議決を経ている以上、議決していない予算を執行せよ、というのはおかしい。その都度声を上げなければ、何のための議員か。
仮に事業執行を求めるなら、議会が責任を持って予算化を求めるか、予算の修正をかけるべき。こうした議論を経て落とし所を探して行くのが本来のあり方ではないか?