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6月定例会常任委員会終わる

6月18日午前10時から、委員長を務める環境水道委員会が開かれた。先日所管事務調査提言案に基づく委員会代表質問を終え、今日は担当の環境部長に提言書の手交という一大イベントを予定していた。

令和3年に施行された議会基本条例において、市民に開かれた議会、市民とともに歩む議会、を基本理念として定め、市民との意見交換会を定例化し、そのなかでいただいた意見を基に議会が市民目線の政策をまとめ上げ、執行機関に提言する、というこれからの議会像にふさわしい議会のあり方が定められているが、施行後提言される気配が全く感じられなかった。

そのため、議長時代に公約として議会基本条例制定を掲げた身としては、歯がゆい思いでいっぱいだった。条例に規定されている制度を執行しないまま空文化されつつあることに昨年の6月議会で新たな議会構成となった時に大きな危機感を抱いた。せめて自分が所属する環境水道委員会でりーディングケースをつくろうと、決意し、運よく委員長に推挙されたこともあって、1年後の政策提言を目指して全体でチームとして取り組んでいきたい、と委員長の決意を伝え、委員全員から了解を取り付けた。

今日の委員会の最後の場面で、環境部長に無事提言書を手交することが出来た。すべて委員会の委員の皆さんと優秀な議会局の書記のおかげである。心から感謝申し上げたい。

それにしても今の議会は我々のような条例に忠実に甲府市議会の発展のみを考えている議員がいる一方で、2名程の議員が残念ながら、市議会の品位を貶めているという厳然たる事実がある。今後議会として断固とした態度をとる必要がある。19日は議長選、副議長選に名乗りを上げた議員の所信表明会が予定されている。最終日の20日には選挙が行われ、議会構成も新しくなる予定である。

我々の会派は望まなくても議会運営にコミットせざるを得ないところまで議会内で信頼を勝ち取ってきた。ただ、政治の世界は結果がすべてである。期待したとおりの結果が出なければ速攻で連携を解消しなければならない。決してサークル活動を我々は行ってきたつもりはなく、市民益を最大限に考えた結果である。冷たいやり方と思う向きもあるが、そういった緊張感の中で私も20年近く議員をやってきた。今期は任せた部分が多く、その結果このままでは軌道が外れてしまうという危機感から、新たな連携を模索した。すべては甲府のために、である。

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