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政治とカネの問題はどうなった?

自民党は維新の閣外協力を得てようやく高市新総理のもと内閣が始動した。24日には総理の所信表明が予定されている。

ここまでの間漏れ聞こえてくるのは、企業団体献金の規制が大幅に後退しているということだ。そのかわりに、突如として議員定数の削減論が浮上してきた。しかも衆議院の比例定数の削減という。

維新はこれを「身を切る改革」とうそぶいているようだが、今国民が求めているのは、裏金作って知らん顔し、かえって内閣の要職に就くような質の悪い議員を減らせ、ということだろう。

政策立案能力、議論力に疑問符が付くような議員をそのままにして総数だけ減らそうというのはあまりにも未来を考えない愚策中の愚策だ。これまで公明党がいて耳の痛い話をしてきたのは、日本の行く末を誤った方向に導かないようにするためだったはずだ。

政治とカネの問題に一向に取り組もうとせず、そのとばっちりでわが党は昨年来重要な選挙で敗戦が続いた。自公連立というだけで、一方的に尻ぬぐいをさせられてきた感があるわが党の現場では、なんで他党の不祥事の取り繕いをしなければならないのか。比例票など増えた実感がなく、国民生活に直結する幾多の実績も全く伝わらない状況で、もう一度未来のために党の原点に立ち返ろうというのは自然の流れだ。

我々に課された使命はあまりに重い。しかしここで我々が引いてしまったら、この国にとって不幸だ。今こそ自己研鑽に一層励み、後世の人から称えられるような地方議員として闘い抜いていきたい。

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