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非核三原則の堅持を求める請願採択

甲府市議会3月定例会は12日に本会議を開き、各常任委員会に付託された案件について、委員長報告の後採決を行った。

請願は昨年提出され、継続審査となっていたものだが、9日の総務委員会で当初予想された継続審査から一転して採決に持ち込まれ、賛成少数で不採択という結果となった。そのため、今日の本会議で討論採決となり、最終的に採択に賛成の議員19名、反対1名、棄権11名となり、賛成多数で採択となった。

ここに至るまでには紆余曲折があったようだ。漏れ聞くところによると、不採択にして文言修正のうえ再提出してもらおうという動きもあったようだ。

わが会派は総務委員会で不採択という結論となった時からぶれることなく採択すべしと主張、賛成討論に立つことも宣言した。なぜなら、非核三原則はわが党の一貫した党是であり、不採択とする理由は見当たらないからである。たとえそれが政治的立場の違う会派から提出されたものであっても、不毛なイデオロギー対立に貶める内容ではない。

今日の本会議では、反対討論が出るものと思ったが、結果は反対の表決をした議員からは反対討論はなく、なぜ反対したのか説明のないまま、ただ反対のボタンを押しただけとなった。また、棄権の態度を示した議員が11名もいたが、いずれもその理由はついぞ明らかにはされなかった。

およそ議会という組織は、「言論の場」である。議論が十分にされないまま表決だけするというのは、およそ議会のあり方からは程遠い。議論してなんぼの世界が議員、議会である。

今日の討論はいきなりトップバッターだった。原水爆禁止宣言からソフトパワーへの転換といった我々の生命線というべき理念を謳いあげた。以下全文を紹介する。

請願7-15号「非核三原則の堅持を求める請願」について賛成討論

 請願7-15号「非核三原則の堅持を求める請願」について採択を求める討論を行います。

 非核三原則が戦後の長きにわたって国是として堅持されてきたからこそ、我が国は国際社会のなかで諸外国からの信頼を勝ち取り、名誉ある地位を得たいという憲法前文の決意が現実のものとして評価されてきました。

 その礎となったのは、唯一の戦争被爆国として、未来永劫2度と核兵器が使用されることのないよう、核兵器そのものを廃絶しよういう我が国国民のたゆまぬ努力であり、その結実がいわゆる被団協へのノーベル平和賞の授与でありました。

  私どもの偉大な先師は、1957年9月8日、あまりにも有名な原水爆禁止宣言を後世への遺訓として我々に示してくださいました。

「たとえ、ある国が原子爆弾を用いて世界を征服しようとも、その民族、それを使用したものは悪魔であり、魔ものである。」

以来我々は師の心をわが心として、一貫して核兵器廃絶を訴えてきました。

 核兵器禁止条約を非核三原則を国際規範に高める意義を持つものと評価し、我が国が将来的に条約を批准できるよう環境整備を進め、まずは締約国会議へオブザーバーとして参加し、核保有国と非保有国の「橋渡し役」を果たすべきだと一貫して強く主張してきました。

 しかしながら、こうした血のにじむような取組みに冷水を浴びせるかのごとく、このところの現内閣の姿勢には憂慮を禁じ得ません。

 わが党が国政において連立離脱して以降、平和国家という立ち位置を根底から覆すような政府の姿勢はまさにブレーキの壊れた暴走自動車のように危険極まりないものと言わざるを得ません。

 政府高官の核保有発言、憲法上疑義のある防衛装備移転3原則の運用指針見直し、はたまた武力による一方的な現状変更を容認するかのような転倒した声明など、このまま放置すれば、我が国の誇り高き財産である非核三原則もないがしろにされかねません。

 わが党の創立者はかつて「ハードパワーからソフトパワーへの転換を」と発信され、世界中から称賛されました。力にものをいわせる強引なやり方ではなく、ソフトパワー、すなわち対話による解決を、というものです。今こそこの至言を思い起こすべきです。

 これまで一貫して核兵器の廃絶を訴えてきた我々は、先人たちが血のにじむような思いで築き上げてきた非核三原則が今まさに危機に瀕しようとしている現状をこのまま看過することは決してできません。

 非核三原則を堅持すべきという本請願は、その主訴においてこうした危機意識を共有するものとして極めて願意妥当であり、採択すべきことを強く訴えます。

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