先日IPS細胞の研究でノーベル医学・生理学賞を受賞した山中教授が公明党の会合で講演したという。世界に比べて研究費の予算が少なく、劣悪な研究環境でよくぞ研究を続けてこられたものだと敬服している。
日本では十分な予算支援が受けられないために、優秀な研究が海外に流出することがたびたびあるという。山中教授の場合、公明党の尽力で研究費の支援が受けられたことにより、すんでのところで海外からのオファーを断り、国内で研究を続けたそうである。
しかし、政権交代後に何が行われたか。あの悪名高い「事業仕分け」によって、山中教授の研究を含む科学技術の研究に対する予算が大幅に削減されてしまった。前に触れた「はやぶさ」研究なども大きな打撃を受けた。資源が乏しい日本にあって、世界に誇っていた「技術力」に対して、あろうことか「ムダ」と烙印を押してしまったのである。
「2番ではだめですか?」今も腹立たしい愚問を発した議員。世界中から冷笑されたことだろう。今、はやぶさの帰還、今回の山中教授のノーベル賞受賞の現実を突きつけられて、この議員はどう思っているのだろう。
2番でいいなら、衆院選挙小選挙区定数1で、2番を目指せばいい。そうすれば、その質問のレベルがどれだけのものか、身に染みてわかるだろう。
未来への投資がどれほど日本にとって重要か。政治家は目先の損得ではなく、10年先、20年先を見通して日本の進むべき道を考えるべきだ。これができないような議員であれば、それこそ「ムダ」である。