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甲府タウンレビューチーム第2回会議

11月20日午後1時30分から、甲府タウンレビューチーム第2回会議が開催された。今回のテーマは商店街対策についてであり、商店街の顔づくりプロジェクトチームなどからの検討結果を中心に議論が行われた。

その中心となったのは、テナントミックス施策と空き店舗対策についてである。PTからは、現行の空き店舗対策事業を抜本的に見直し、やる気のあるテナントががんばれる仕組みづくりを目指すべきとの報告がなされ、また、一緒になって通りの景観形成、販売促進に取り組むグループに対する新たな支援策の構築が問題提起された。

委員の間からは、賃料の問題が一つのネックになっていることの指摘があり、頑張るところには賃料をゼロにすべき、であるとか、また、所有するだけで利活用しない空き店舗については税制面で不利にすべき、といった出店のコスト面での具体的意見が出された。

また、ひとつの具体的な形としてジュエリーをモチーフにした顔づくりについても検討され、近い将来オープンが見込まれる「ジュエリーミュージアム」などを視野に入れながら、伝統的な地場産業である「ジュエリー」を「顔」として生かせるような方向性も提案された。

議論は始まったばかりであり、これからより成熟し、深化することが期待されるが、今日の会議の傍聴を通して受けた印象を留めておきたい。

一つは、既存の商店街だけではもはや活性化は困難との認識が委員間に広がっている感がある。空き店舗について、「所有と経営の分離」を前提として外から生きのいい担い手を注入していくしかない、という方向が共有されている。そのための優遇策を具体的に提示しているのはその表れである。以前紹介した滋賀の地域再生の挑戦でいう「風の人」を待望しているのである。事務局資料にある「当事者意識」をもった担い手もこのことを指していると感じる。

2番目に、委員からの指摘があったように「誰が顔づくり」をするのか、についてもう少し突っ込んだ議論が欲しい。「まちづくりのコーディネーター」役をだれに担ってもらうかである。当然「公」ではなく、当事者意識、使命感に立った「民」であるべきだ。

3番目に、人々を惹きつける、フェロモンをもったキーとなる施設をどう引っ張り込むか、である。と同時に、魅力あふれるオーナーや支え手の登場も渇望したい。駐車料金を払ってでもそこに行きたい、あるいは公共交通機関を使って、また数人でタクシーに乗り合わせてでもそこに行きたい、と思わせる「施設と人」がカギではないか。

そして最後に、用がなくても中心街に行くんだ、という「サポーターづくり」も必要ではないか。中心街から遠く離れていても、同じ甲府市だ、同じ山梨県だ、さあ行こう、という本当の意味での「当事者意識」の醸成を図っていきたい(素朴なナショナリズムと私は名づけているが)。金沢市の視察での、学生を中心街へターンさせる市長の呼びかけが再び思い起こされる。

建物だけあってもまちではない。そこに「人」がいてこそまちである。担い手がいてサポーターがいる。ホームとビジターがいる。こうした要素をどうコネクトしていくか。次回以降の議論をまた見守りたい。

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