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甲府タウンレビューチーム第3回会議

仕事納めの12月28日午後1時30分から、甲府タウンレビューチーム第3回会議が開かれた。

今回の議題は、これまで議論されてきた「商店街対策」の中間整理案のとりまとめであり、これを年明けに甲府市、甲府商工会議所、LLCまちづくり甲府等に対し具体策の実施を要請するものである。
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中間整理案はまず第1に、「商店街対策の抜本的再構築」について言及している。これまでのいかにして「空き店舗を埋めるか」という空き店舗対策事業が中心であったことからの脱却を目指し、これからはいくつかの店舗がまとまって自主的な取り組みを行う場合に支援していくという方向へ転換すべしとしている。

また、中心街活性化のためのイベントについても、市からの支援を、マンパワー・資金面の支援から、各種規制に対する対応や会場、連携相手のマッチングなどの支援にシフトしていくことを明確化した。

第2に、「民間のやる気を引き出すための仕掛け」が重要であるとし、そのためにLLCまちづくり甲府に対して「コーディネーター」的な役割を期待している。

第3に、「ボトルネック」の解消を掲げている。銀座ビル(旧トポス、その後オギノが入居するも撤退)、ココリがボトルネックだと指摘している。銀座ビルについては、委員の一部から取り壊してイベント広場や文化ゾーンなどの利用に転換すべき、との意見が出された。

ココリについては、中心街の再生上、きわめて重要な導線上に存在しており、1階のテナント不在などの事態を早急に打開すべきとしている。

今回の中間整理案では、官民の役割分担を明確にし、商店街に対して、これまでの感覚から見れば「突き放した」スタンスをとっている。いわば「最後通牒」の感がある。これにより、やる気のある担い手の登場と彼らが思い切り中心街というフィールドの中で活躍できる環境づくりが進むことが期待される。

委員の間からは、中間整理案の基本的な考え方に基づいて、誰がどのように具体的なアクションをしていくのか、や、女性や若者の視点を是非取り入れてほしいといった意見も出され、おぼろげだった商店街対策についての具体的イメージが次第に深まってきたことを感じた。特に朝日町商店街にかかわってきた若者の発言に各委員も大いに示唆を受けたに違いない。それは、なぜ商店街とかかわってきたかという問いに対して、「そこに人との交わりがあったから」というものである。

これまでのブログの中で、いかに「人」の存在がまちづくりにとって重要かを主張してきたが、今回の会議で改めてこの考えが広がりつつあることを実感している。だからこの会議はおもしろい。

中間整理案をみて、改めて次の点を主張したい。

(1) 甲府の中心市街地というロケーションが持つ希少性ということをより強く意識すべきであること。簡単にいえば、甲府の中心市街地は山梨県内でこの場所しかないのであり、日本全国探してもこの場所しかない。ほかの地域との代替性はない。だからこそ中心街にかかわる者はこのロケーションに甘んずるのではなく、希少価値をより高めるべき使命感に立ってほしい。

(2) 第2に、一人一人が中心街活性化を自分のこととして、また自分たちの手で成し遂げようという目的観を強く共有し、情熱(パッション)をもって取り組みを進める「主体者」であるべきだ。中心市街地での「フィールドプレーヤー」としての役割が期待される。

(3) 第3に、こうした担い手をその気にさせる様々な仕組みや仕掛けとともに、これを応援する「サポーターづくり」も重要である。中心市街地活性化という一見すると狭いエリアでの一過性の取り組みというよりも、この取り組みを通して、甲府市民全体が改めて甲府市をわが愛すべきふるさととして再認識するいいきっかけになると信じている。ここにも中心街の問題を自分の問題としてとらえ、自分のできる範囲でアクションを起こすことを期待する「自分たちのまちは自分たちで」という思想が底流にある。

タウンレビューチーム会議の議論がどんどん進化することを改めて期待したい。

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