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予算特別委員会初日

本日、甲府市議会予算特別委員会が召集され、午前11時半から総括質問に登壇した。

総括質問は、4会派それぞれ30分の持ち時間で、来年度当初予算全般にわたりその考え方や、特に質しておくべき基本的な事項を総括的に取り上げるものであり、個別審査に先立って行われるものである。

今回は、中心市街地活性化にテーマを絞って、今後の在り方や課題について意見を交換することとした。全国の地方都市で等しく課題とされている中心街の衰退に対して、国の補助金を受けてその活性化計画を策定しているが、甲府市では24年度末で迎える期限を1年延長し、引き続き活性化に取り組むこととしている。

昨年後半からは、「タウンレビューチーム」を立ち上げて、当面取り組むべき課題を洗い出し、その提言を受けて25年度当初予算に新たな考え方の支援事業を計上しているこの時点で、「地域づくり」の観点からどうしても直言しなければならない事項を今日は当局にぶつけたものである。

最初に申し上げたことは、「なぜ中心市街地を活性化させなければならないのか」である。これまでの取り組みの中心が、中心商店街の再生を通じて人の流れを再び呼び込もうとするところにあった。

しかし、そうまでして活性化させなければならない理由をもう一度再確認しなければならない。税金という「公共財」を特定の地域に集中的に投下するのは、やがて行政の「公平性」「一般性」に対する周辺地域からの不信、不満が向けられることは目に見えている。私はこれを「タックスペーヤー(納税者)の冷ややかな視線、シニカルな批判」という表現を用いて迫った。

当局の答弁は、大要「中心市街地は甲府市の顔、山梨県の顔、その衰微は甲府市のみならず山梨県の衰微を象徴してしまう。これは甲府市、甲府市民全体の問題である。だから、甲府市全体を元気にするために中心市街地の活性化に取り組む。」

そして、一番強調したかった点、それは現状ながめた場合、空き店舗をそのまま放置し、まちづくりに協力を、といっても乗ってこない、そうした「自己の利益」のみを追い求める人々が残念ながら存在するという事実を目の当たりにして、これまでのような支援策を転換せよ、ということである。

現代のようにモノが豊富にかつ郊外の大型店であるいはネットでたやすく手に入る時代にあっては、何を求めてまちに出かけるのか。私はこれを、条件が悪い中で自分が儲かることよりもまちをよくすることに懸命に努力している人、「私益」よりも「公益」をと熱い思いをもっている人に会いに行く、と指摘し、こうした人との交流こそが中心街が目指すべき方向であると主張した。

幸いなことにタウンレビューの議論もこうした方向にシフトしているし、当初予算計上の新規事業も、「頑張る人の営み」に対する支援を明確に打ち出しており、もはや「駐車場がないから」とか「観光資源がないから」という「ないものねだり」のまちづくりからの脱皮を打ち出している。

時間が来て質問を終わろうとしたその時に市長が発言を求め、その本音を吐露した。昨年のB1グランプリの時にも、期間中だけでもシャッターを開けてくれ、との要請についぞ耳を傾けてくれなかった地権者がいた。まさに「当事者意識」そして「公益」を考えよ、という主張に共感する、という趣旨の発言である。この認識をすべての人が共有できれば、甲府市のまちづくりは一歩も二歩も前進すると確信しているところである。

願うのは中心市街地というフィールドに熱い思いをもったプレーヤーが一人でも多く登場してほしいということだ。そして、可能な限りこれを応援していくサポーターの登場だ。ヴァンフォーレ甲府がJ1に復帰した今年、そして新しい甲府市庁舎での大型ビジョンによるパブリックビューイングがスタートする新年度は、大きなチャンス到来だ。みんなでなんとかしようじゃないですか。

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