5月1日午前11時から新田小学校の3’, ‘4年生が、隣接する貢川に錦鯉を放流した。すべての段取りは、NPO法人「未来の荒川をつくる会」が、会場の草刈から、川中のごみ拾いを事前に行い、フィッシュランドイシハラの社長に寄贈していただいた錦鯉を子供たちが放流したものである。今年で5回目となる。
この会とは、同法人のおさかな委員会委員長飯野さんとたまたまPTAの関係で知り合い、清掃隊長の河野さんを紹介され、若き二人の情熱に共鳴して活動に参加し始めたことがきっかけで関わらせていただいている。もちろん、月1回の清掃日には、地元の公園や河川清掃とバッティングすることもあり、参加できないこともあるが、時間が空けば必ず顔を出すようにしている。
月1回の清掃には、山梨学院大の学生や、城西高校サッカー部などの若者の参加も多く、また、山梨ダルクのメンバーや官庁からの参加者もある。顔ぶれは多彩だ。
参加した大学生の中には、卒業後郷里に戻る若者もいるが、「清掃活動を通じて、心まできれいになった。」「決して川を汚すまい、と心に誓った」「郷里でも同じような活動をしていきたい」と、異口同音のコメントを寄せている。同会の活動の裾野がじわじわと拡がり、参加者も毎回増えている。
今日の放流を迎えるにあたって、4月28日に早朝6時30分から下草刈りと川中のごみ拾いを行い、20袋ものごみを回収した。なんと多いことか。ほとんどが上流から流れてくるごみである。今日は、貢川上流でも1か所放流したが、清掃隊長の河野さんの話では、そこでも大量のごみが浮いていたとのことである。
子どもたちに是非気付いてほしい。今日の錦鯉の放流は、川をめぐっての様々な現象、多くの人間の関わり合い(良いにつけ、悪いにつけ)の結実であることを。川の上流で何のためらいもなく平気でごみを捨てる人がいて、それを複雑な思いを抱きながらせっせと拾う人がいる。将来世代のために川をきれいにしようと汗をかく人もいれば、傍観するだけの人。これらを乗り越えて、今日の錦鯉の放流があることを。
放流した錦鯉が元気に育つことを祈る一方で、そのために川をきれいにしていくことの大事さに思いを寄せてほしい。そこにこの事業の大きな目的がある。この子たちがもう少し大きくなって、川をきれいにする活動に一緒に汗を流す日がくることを大いに期待したい。それまでずっとこの活動に関わっていこう。錦鯉の放流に込められたメンバーの共通した思いである。