このところ局地的な豪雨、いわゆるゲリラ豪雨が各地で頻発している。全く降らない地域があると思えば、「過去に経験のない豪雨」で甚大な被害を受けた地域もある。気象状況が変化してきていると感じている人は多いのではないだろうか。
地球が次第に温暖化し、これが原因で気候の変化をもたらしているのではないか。漠然と地球の行く末に対する不安感が増幅されつつある。
これまで、環境へ様々負荷を加えながら人間の歴史は刻まれてきた。経済の成長とともに環境汚染も大きな問題としてクローズアップされてきた。わが国でも、高度成長時代の大気汚染や水質汚濁などの公害問題は教科書にのるほどである。
昨今の温暖化をもたらす元凶であるCO2の削減問題。先進国と途上国との間で常に対立の要素をはらんでいる問題である。しかし、人類の生存を脅威にさらす環境問題に対しては、地球益という視点で考えていかなければならない。
卑近な例ではあるが、かって生ごみと一緒に焼却されていた紙類を極力燃やすのを減らそうと分別回収を行った甲府市。その後、その効果をより高めようと回収回数を増やしたが、何年か経つと再び可燃ごみに混入され始め、回収率が低下しているという。そこで改めて分別回収の意識付けをと、専用の排出袋を全家庭に配布した。
今の時代を生きる我々はその最低の責務として次の世代へ良好な環境を引き継がなければならない。一人一人が「地球益」を考えて自分にできる環境保全への配慮を行う。それが当たり前の日常生活行動となるにはまだまだ意識啓発が必要のようだ。