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動物愛護法の改正

今月1日から改正動物愛護管理法が施行された。

販売業者を含め安易な飼育放棄を規制し、責任を全うさせる内容であり、飼い主や業者から自治体に持ち込まれた犬猫について、相応の理由がない場合は自治体が引き取りを拒否できるとした。

これまで、ペットとして飼っていた犬や猫が飼育困難となって、自治体に持ち込まれた場合、その多くは新たな飼い主が見つからない限り、悲しいことだが殺処分されていた。本県でも毎年1000を超える殺処分件数といわれている。

改正法によって、まず安易な気持ちでペットを飼育することにブレーキをかけ、一生を終えるまで責任を持って寄り添うことが要請される。そこには、家族の一員としてペットを迎え入れること、その当然の帰結として、その一生に責任をもち、最後は「看取っていく」ことが求められる。当たり前といえば当たり前だが、実際殺処分件数が一向に減らない現状を見ると、法改正は当然と考えられる。

ペットの殺処分ゼロを目指した先進的な取り組みもある。最近では鳥取市の桑田市議が殺処分ゼロを目指して「小さな命の写真展」を開催し、波動を拡げている。その行動力には見習う点が多い。

生命という点では、ペットも人間もなんら変わるところはない。人間の恣意によってゆえなく命を奪われることは不条理であるとさえいえる。命と向き合うことの大切さを改めて思い起こす必要がある。

一方で、ペットの遺棄が増えないか、という懸念もあるようだ。飼い主の意識啓発も重要になるが、こればかりは人間としての最低限のモラルの問題だ。

あわせて、公共の場での糞尿の始末も問題となっている。飼い犬の散歩では糞尿の始末が当然飼い主の責任において行われるべきことは論を待たない。一部に不心得な者がいるようだが、愛犬家全体の評価を落としている。

ただ、公園などでは「野良猫」の糞尿もかなりあるように思われる。餌付けをしている者もいるようだが、清掃をボランティアで行っている地元の住民からは常に苦情が寄せられる。

以前餌付けをしている人に「自宅で引き取って世話をしたらどうか、さもなければ糞尿の始末を一緒にやらないか?それができないなら餌付けをやめてほしい」と要請したら逆切れされてしまった。

餌付けをするならばそこまで責任を持つべきだと今でも思っている。

今回の法改正は人間のある意味での傲慢性を戒めるものと見ている。いろいろな意味で動物との真の共生社会の構築へ向けての第一歩である。

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