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決算委員会から

決算委員会はすでに3日経過し、歳出の款別審査が進んでいる。19日、20日は予想外に時間がかかり、午前10時から午後7時半まで途中休憩をはさんで延々審査を行った。

ただ、冗長な質問が多く、もう少しコンパクトな質問ができないか首をかしげたくなるような状況もあった。審査はもちろん無制限に時間を使っていいというものではない。限られた時間の中で効率的に審査を進めなければならない。委員長が再三注意を促しても改まらなかった。時間を使う割には中身のない質問しかできないとすると、資質に疑問符がつけられかねない。

連日委員会対応のために多くの職員が待機を余儀なくされていることをもう少し考えた方がいいのではないか。特に勤務時間外になっても審査を行うことは、職員の時間外手当というコストをかけることになり、いかがなものか。市民のために行った事業について、ムダがないか、コストダウンが図られているか審査する決算委員会自体がコストかけすぎ、という批判を浴びはしまいか?

20日の審査では、はて?と思われるシーンがあった。つつじが崎霊園の管理事業(事業費決算額785万円余)に充当した財源のうち、140万円の「市債」を問題とする発言があった。なぜこんな少額の「借金」をするのか、一般財源で賄えばいいのではないか、というものである。その根底にあるのは、市債=借金=よくない、という理解不能の考え方である。

すでに何回も述べたように、自主財源に乏しい貧乏な自治体では、将来負担を考えつつ「市債」を起こしてまでも市民のための事業を執行しなければならない。もちろん利率が低いとか、交付税措置があるなどの有利な起債をできるだけ選んでいくことは当然であるが。

財政運営のイロハは、市民利益に資する事業の「選択と集中」であり、その財源措置は、国や県からの補助金や委託金、市債など、「特定財源」をまず最優先で最大限活用し、市税や使用料手数料など市が直接市民から徴収する「一般財源」は極力「節約」するということにある。,

先の霊園管理事業の市債は、県の市町村振興資金からの借り入れであり、利率は0.1%と通常の10分の1以下という超低利の有利な借り入れである。当然普通の感覚でこの140万円を借りて一般財源をその分「浮かす」ことを考える。そしてその140万円は、例えば補助率2分の1の事業で使えば、実に2倍の280万円の事業ができる。どちらが市民にとって有益か一目瞭然である。

貧乏な自治体はこうした知恵を絞り、限られた財源の中で最大限の事業ができるよう苦闘しているのである。せめてこうした基本的な事項はぜひ押さえておいてほしいものである。そして、効率的な決算審査が実現してほしい、とため息をつきながらつぶやいている。
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