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総務委員会行政視察を前に

23日~25日の日程で、市議会の総務委員会で愛知県一宮市、滋賀県草津市、栗東市を視察する。いずれもまちづくりに関連した取り組みについて研修する予定である。

甲府市では昨年度から中心市街地をターゲットにしたまちづくりを議論するための「タウンレビュー会議」を立ち上げ、「活性化」方策を模索している。昨年の議論を踏まえて、今年度は意欲あるまちづくりの主体の登場を期待して新たな補助制度をスタートさせている。

まちづくりはしばしば「活性化」 とセットで議論される。そして、地方都市の多くが「中心市街地」の活性化を行政課題として取り上げ、かなりの投資を行っている。

甲府市の場合も「県都」のしかも中心部の衰退を食い止めなければ、という問題意識に立って、活性化計画を策定し、国の支援制度を使いながらその活性化に取り組んでいる。3月議会の予算特別委員会で総括質問し、その方向性を確認し認識を共有した。,

中心市街地のまちづくりについては、「県都甲府市」の顔であり、本市を訪れる人の甲府市への評価を左右するものであるから、公共財を集中投下して活性化に取り組む必要があるという当局の認識であり、これはこれであながち間違ってはいない。

しかし、活性化された状態とはどういう状態なのかについては難しい問題であり、日々の生活を送っている周辺地域の市民にとってはその「恩恵」というのがなかなか実感できないことが多い。中心市街地が市民の日常にとってどれほど必要なのかという少し「意地の悪い」視点から投げかけられた場合に、その魅力や恩恵を明確に見せることが重要になってくる。

これまで「まちづくり」について思索を重ねてきたが、「まち」の一番の重要な構成要素は「人」だという思いが次第に強くなってきている。きれいな街並みやファッショナブルなテナントなどの物理的な側面より、そこでどういう「人の営み」があるのかという側面に関心が移ってきている。こうした「人との交流」により、また訪れてみたい、住んでみたいと思えるようなまちであるかどうか。

以前、世界遺産の石見銀山に視察に行ったときに、登録に尽力した担当の方に話を伺ったことがある。印象的だったのは、世界遺産といってもそこには「日々の生活」がある。これを度外視しての世界遺産というのはありえない、だから大がかりな観光資源整備は行わない。ここにいる人々の生活そのものをありのままぜひ見てほしい、と。

非常に揺さぶられたお話だった。生活すなわち人の営みを離れてのまちづくりはあり得ない。むしろこうした人の営みそのものがまちづくりそのものであり、その活性化というのは実はそこに暮らしている人々がいかに「はつらつと」生活を送っているのか、いかに躍動的に地域活動をしているのか、に集約されるのではないか?,

こうして考えると、甲府市のそれぞれの地域が日々の生活の中でいかに躍動的な「人の営み」を行っているかが今後焦点となるべきであり、これを「地域の元気」と呼ぶのであれば、地域が「元気」になることこそが甲府市全体の「元気」につながるのであり、これこそが「活性化」であると考えたい。

そう、「地域から甲府を元気に」である。\"

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