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市長の表明

9月8日、甲府市議会9月定例会本会議が午後1時開会。この日から3日間、各会派による代表質問、一般質問が行われる。

市長が代表質問に答える形で進退を表明するようだということで、各メディアが傍聴席に早い時間から陣取っていた。

世間の注目は先に引退表明した横内知事に続いて、県都甲府市の宮島市長の去就であったことは間違いない。この日集まったメディアの多さが物語っている。

注目の代表質問が始まった。最大会派政友クラブの佐藤議員から、市長の政治姿勢、先月末公表した中心市街地活性化の政策パッケージ、いわゆる「宮島ビジョン」などについて市長に質した。

市長は3期11年余にわたる市政運営を通じて、一貫して「恕」をキーワードに、市民のための政治を目指し、様々な行政課題に取り組み、一定の成果を上げたことを強調。

今甲府市は「ターニングポイント」を迎えているとして、次の世代に市政をバトンタッチする旨を明言した。次期市長選への不出馬表明である。

その瞬間、急に傍聴席のメディアの動きがあわただしくなった。おそらく社へ一報を入れ、休憩時間中のぶら下がり取材の準備のためだろう。

市長の答弁の中で、これまでの施策実績が紹介された。数多くある施策のなかであえて「ミックスペーパーの毎週回収の実施」を取り上げていただいたことに驚きと何とも言えない感情が湧きあがった。

いうまでもなく「ミックスペーパーの毎週回収」については、より徹底した分別回収を行い、「市民力」を借りて可燃ごみの減量化を実現するため、平成21年9月定例会で私が提言したものである。

この提言を受け、翌年4月から実施に移されたもので、市長のいう「市民のための政治」をより実感できた施策である。

今日このことを本会議答弁であえて取り上げていただいたことに、自分自身市長からの直接的メッセージと受け止めさせていただいた。誰が市長になろうとも「市民目線」を常に持ち続ける議員たれ、と。

宮島市政については、今後各層からの検証がなされるだろう。もちろん我々も4年前に政策協定を締結した当事者として、少なくともこの4年間の検証を行う予定である。

ただこの時点でいえる現市政の最大のポイントは「対話による市政運営」だと思う。如実に現れたのが、新庁舎建設について、市内全地域を回って市長自ら直接説明に当たったことである。

この手法はその後も「まちづくりを語る会」として、直接対話による市民の市政参加を可能にするもので、政治の世界で最も重要な政治家と市民の距離感を縮めることに成功している。

また、昨年の予算特別委員会で、「まちづくり」の理念について議論し、「私益から公益へ」という私からの投げかけに思いを共有し合ったことも懐かしくよみがえった。

来週の決算特別委員会では、もう一度まちづくりについて議論したいと考えている。

色々な思いが去来する今日の市長の表明。素朴な惜別の情もある。が、こうした強烈なパーソナリティに我々議会が対峙できるだけの機能充実を図らねば、と改めて闘志がわいてくる。

ともあれ、市長には残り任期最後の仕上げが待っている。「ご苦労様でした」はその後に申し上げたいと思っている。

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