5月1日、五月晴れの今日、市議会議員3期目の任期がスタートした。
会派構成も本日決定し、政友クラブ13名、創政こうふ8名、公明党5名、日本共産党4名、社会民主党1名、無所属1名でスタートした。
先輩議員の勇退や若い世代の新人の台頭もあり、平均年齢は若返った。議会の雰囲気もだいぶ変わり、今後ますます政策競争になるのではないかと予感している。
3期目の始まりにあたり、議員の本来的使命ともいうべきことについて、考えを記しておきたい。
今回の選挙戦を通じて一貫して主張してきたのは、「どんな小さな声も聞き洩らさず、これを政策に高めて議会で発言し、実現していく」ということである。
そして初当選以来活動目標を「地域から甲府を元気に」におき、「地域発」というスタンスを今後も変わりなく持ち続けることを内外に訴え続けた。
地域に住む人々、これは自分が住んでいる地域に限るのではなく、こうした人々と自分との関係性を基本に置き、その日常生活上の不具合や地域共通の課題を一緒に解決する役割が議員の役割ではないか、と考えている。
この地域との関係性は、我々が日々の生活を送るうえで否定することのできない不可欠の要素である。人間が社会を形成し、生きながらえてきた歴史をみれば、住む人それぞれが何らかの形でお互い関係を持ち続けていることは疑う余地がない。
こうした関係性の上にその声を取り上げ、代弁することは、一部のマスコミが好んで取り上げる「しがらみ」などでは決してない。彼らのいう「しがらみ」とは、明らかに「癒着」あるいは「利権」という文脈で使用されている。
市民の声、特に弱い立場の市民の声を聴くこと、その声を政治に届けることが全てこのフレーズで一蹴されるとしたら、一体政治の役割をどうとらえているのか、一度伺ってみたいものである。
3.11以来、地域コミュニティの役割に改めて光が当てられた。ますます、地域での関係性、別の言葉でいえば「絆」の重要性が再認識されている。
そして「絆」を深めるために、地域活動を通じて地域自身が自主性、自発性をより高めること、そして議員がその課題解決にともに取り組むことにより、地域が再び自信を取り戻し、元気になっていく。
2元代表制の地方制度にあって、見落とされがちな市民の視点、地域の視点を議会で取り上げ、提言していくことこそ今後求められる議員像ではなかろうか。
そして、政治が「分配」のルールを定める役割を担うものであるとするならば、市民の声を届けて「分配」の具体的適用を求める場は議会であり、議会という公の場でオーソライズされない「分配」こそが、まさに「しがらみ」によるゆがめられた政治というべきものである。
地域を離れての議員はありえないし、ましてや市民を離れての議員はもはや存在意義がない。だからこそ「地域発」という出発点を改めて再確認するものである。