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9月定例会一般質問(1)

9月9日午後、1年半ぶりに9月議会一般質問に登壇した。

昨年度は副議長職にあったため、質問には登壇しなかったが、久しぶりの登壇、しかも2期目以後は代表質問ばかりであったので、地域的な課題を取り上げることの出来る一般質問の機会はある意味新鮮であった。

今回から、何回かに分けて質問の内容、ねらい等について記すこととする。

今回の質問は、(1)減災の取り組みについて、(2)路面下空洞調査について、(3)人の流れをつくることについて、(4)甲府の都市像実現のための方向について、と4項目を取り上げた。

各質問はそれぞれ独立した項目となっているが、その底流にあるのは、3.11以降、大規模災害の発生が高い確率でいわば確実視されている中、万が一こうした困難に直面した場合に、これを乗り越えるためには、「コミュニティの力」に頼らざるを得ない、という問題意識がある。

特に、この4月に熊本大地震が発生したことは、東日本大震災以降常に心にあった「災害を乗り越えるための力強いコミュニティ」の再構築を引き続き訴えていくことの必要性を改めて思い起こさせた。

そのための今回の質問は、全て万が一の大災害の際、地域の力で再び力強い歩みを進めることが出来るよう、現時点で想定しうるリスクの回避、人口減少等現下の我が国が直面している状況において必須の要件となるいくつかの理念を共有することによって、「力強いコミュニティの再構築」に向けた考え方という点でつながりを持たせている。

最初の質問項目の「減災の取り組みについて」は、

(1)大規模災害発生時の物資の受け入れとその配送の流れについて

(2)道路の寸断その他の事情により避難所への物資の搬入が困難な事態を想定して、あらかじめ代替の場所を想定すべき

という2つの質問内容で構成されている。

大規模災害の発生に備えて、それぞれの指定避難所で地域住民のための備蓄品が準備されているが、甚大な被害をもたらす災害の場合、あっという間に底をつくことは容易に想像できる。特に今後インバウンドの飛躍的増加が予想される状況下ではなおさらである。

阪神淡路大震災以降、我々が経験したことはこうした事態に全国からの「共助」が被災地に寄せられ、数多くの救援物資とボランティアの方々が被災地支援のために続々と集まってくるということである。

当然、甲府市においても地域防災計画において、こうした物資の受け入れの拠点として総合市民会館が指定され、ここから各被災地に物資の搬送を行うという仕組みが計画されている。今回の質問はまず導入部分として改めて確認の意味で質問を投げかけたものである。

市の計画による「物資の搬送」は、複数の運送業者と協定を結ぶなど何とかして被災地に物資が届くよう準備されており、当然のことながら「陸路」すなわち道路を使うことが想定されている。

搬送先は基本的には指定避難所だが、私はここで地元新田小の状況に触れながら、大型車が進入できないような避難所の場合には代わりとなるべき場所を想定すべきと指摘し、結果、市側から指定避難所への搬入が困難な場合は代わりの場所を準備するとの答弁を引き出した。

以上が第一の質問の概要であるが、ここで明らかにしたいのは、市の想定は物資の搬送を大部分陸路によっているが、これまでの大規模災害の場合必ずと言っていいほど、沿道の建物の崩壊、電柱の倒壊、ブロック塀の倒壊など、がれきによって道路交通が遮断されるのが通例であり、災害時の道路使用が不能になることへの想定をしっかりしておかなければ、せっかくの計画も「絵に描いた餅」に終わる危険があることだ。

道路上の物理的障害物の発生を抑えるため、これまで主要幹線道路沿いの建物に対する耐震化の義務付けや一般市道沿いの個人住宅の塀のいわゆる「垣根」化への転換を指導するなど、取り組みは進められており、万が一障害物が発生してもある程度の日数かければその除去は可能と考えられるため、市の想定もそれなりに首肯できる点はある。

問題は、道路構造物そのものに何らかの不具合が生じて、いざというとき全く役に立たない事例が東日本大震災の際報告されていることである。

それが、「路面下空洞」による突然の道路陥没である。これまで私は県内自治体で初めて取り上げ、緊急輸送道路について空洞化調査の実施に県内自治体で初めてこぎつけた経緯があるが、全県的にはいまだその調査は進んでいない。国は迅速な対応をしているようだが、山梨県は今一つのようである。

道路は国道、県道、市町村道とそれぞれの役割に応じて整備されているが、すべてがお互いにつながっている。ある地域でたまたま調査を行って対応をしたとしてもその道路とつながっている自治体で対応をおろそかにすれば結局その道路は使えない。

私は早くからこうした問題意識のもと「路面下空洞調査」の必要性を訴えてきたが、今回再びこの問題を取り上げることとした。それが2番目の質問の「路面下空洞調査について」である。

(詳細は次回に稿を改めるが、最初の質問で確認した陸路による物資搬送の想定を水泡に帰さないためにも道路構造物そのものに着目することの必要性を訴える。最初の質問は2番目の質問の導入部分の意味を持つというストーリー性をここでは持たせている。
(‘地元出身の江原選手おめでとう

地元出身の江原選手おめでとう

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