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9月定例会一般質問(4)

最後の質問は、「甲府の都市像実現のための方向について」である。

これまでの質問で、10年先20年先を見据えた持続可能な甲府市の実現、及び第6次総合計画が目指す都市像「人・まち・自然が共生する未来創造都市」実現のために、 「人の流れをつくっていく」という切り口から考えてきた。

それは、「地域」というものに焦点をあて、「人」という観点から地域の再構築を図る狙いがある。地域における人の営みこそが、「まちづくり」の中身そのものととらえて、こうした自分たちのまちは自分たちでつくっていく、という「内発的」なエネルギーをもっと引き出していくことが、人口減少、少子高齢化という大きな課題っを乗り越えるためのキーワードになると確信している。

我々はこの甲府市で居を構え、家庭を持ち、これまでもそしてこれからも生きていく。様々な関係性を保ちながら、地域において生きていく。決して自分だけで生きてはおらず、地域からの恩恵を少なからず受けながら日々の暮らしを送っていく。

こうした自覚にたって、少しでも地域のために働いていこうとする人材を確保し、地域活動の担い手、プレーヤーとして一人でもおおく登場してくれることが期待される。

地域活動の衰退が地方が元気をなくした要因だと指摘する識者もいるほど、我々が地域のなかで生きていくにあたって、今後ますます地域活動が重要になるに違いない。特に大規模災害の発生が避けられず、これを乗り越えるためのコミュニティの力が益々求められている状況にあっては、なおさら地域自らが課題解決に汗をかこうという地域活動は重要性を増してくる。

質問では、10年後20年後の未来の甲府を考えた場合、地域活動の担い手として子どもたちにもっと光を当てて取り組みを進めるべきと提案した。次代を担うのは間違いなく子どもたちの世代である。これまでも行政の施策として子どもたちの健全育成という観点からの取り組みは進められてきた。

ただ、「子どもたちが道を踏み外さないように」という非行防止の観点が非常に強いように思われる。その背景には、これまで何回も指摘してきた日本社会の「減点法」的な考え方がある。

こうした「減点法」からは、ミスをすれば評価が下がるため、ミスをしないようにという消極的な姿勢が当たり前となる。だから、ミスをおそれて「挑戦」をしなくなる。往々にして失敗してないか周囲の顔色を窺いがちとなる。

また、どんなに「よい行動」をしても「努力」をしても、「加点」の仕組みがないから本人の評価には反映されない。

だから質問で具体的に、もっと子どもが活躍できる場、子どもを主役にする場、を地域に増やす取り組みを、と訴えたのである。子どものうちから地域とのかかわりを身につけ、将来は地域の担い手としての成長を期待する点からである。

例えば、ジュニアリーダーの育成にそれぞれの地域が取り組んでいる。だが、彼らが地域で活躍できる場、ささやかな場でもいいから地域の中で彼らが正式に認知され、かかわっていく場が果たしてあるのだろうか?

地域で生きる、ということは、決して一つの「事業」ではない。日常生活そのものの一部である。子どもたちの育成も本来事業というよりも、生活行動の一部としてとらえられるべきである。事業、ととらえるとどうしても「効果」とか「成果」とかに目が行きがちである。

甲府で子ども時代を過ごし、様々な思い出を刻み、成長して今度は地域に担い手として登場する。持続可能性を意識すると、どうしても子どもたちに熱いまなざしが注がれる。

今回の質問は、総合計画のスタート、成長戦略のスタートといった、重要な時期にあたって、将来像をしっかり意識した市政運営を展開するうえで方向性の確認を行おうというものである。

10年後の総合計画最終年度に、この質問がどういう評価を受けるか。さらに気を引き締めて推移をみていくつもりである。

サフォークは士別市で力を入れている サフォークは士別市で力を入れている

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