代表質問4問目は、「給水」を切り口とした回遊性を高める取組みについて である。
今任期中に取り組むべき重点施策として、「回遊性の高いまちをつくること」を取り上げた(「4期目の決意」ページ参照)。甲府というまちを車で通りすぎるのではなく、歩いてゆっくり甲府を楽しむという意味から、回遊性を高めることは極めて重要と考えている。
ペットボトル削減の運動としてのマイボトルを持っての外出と回遊資源とをつなぐ資源としての給水スポットの提案は、モンドセレクション最高金賞受賞の甲府の水を使うことにより、付加価値が高まる。そこで質問では、回遊性を高める取組みについてまず伺い、次にこうした回遊コースへの給水スポットの設置について考えを伺った。
回遊性を高めるための取組みについての答弁は、まず、回遊は、環境負荷の低減のみならず、市内での滞留時間の増加による経済的な効果や、拠点施設間の魅力の再発見にもつながることから、回遊性を高める視点は、まちづくりにおいて欠かすことのできない重要な要素と、回遊の重要性を肯定している。
本市の重要な観光資源である日本遺産御岳昇仙峡については、スタンプラリーイベントのスポットの複数箇所設置、ガイドと共に渓谷沿いを歩きながら学ぶ市民向け講座の開催などにより回遊性を高める取組みを進めている。
甲府城南側と遊亀公園を結ぶ回遊ルートについては、通称春日あべにゅーの整備に着手し、甲府城からオリオン通り、春日あべにゅうへとつながる中心街の南北の骨格となる動線が形成されることにより、甲府城と遊亀公園及び附属動物園という賑わいと交流の拠点が、より強力に結ばれ、回遊性の向上が期待できるとしている。
加えて、今年度新たに「山のぼり・まち歩き促進事業」として、スマートフォンアプリを活用したデジタルスタンプラリーを実施することとしており、御岳昇仙峡はもとより、甲府名山やまちなかの観光スポットなどの回遊促進につなげていくとのことである。
回遊については、おおむね考えていたとおりの計画が明らかとなり、その一日も早い実現が望まれるところである。
こうした回遊ルートを先ほどのマイボトル持参とセットで考えると、回遊途中での一息つける場所=いわばサードプレイスが必要となってくる。マイボトルに甲府のおいしい水道水を補給できる給水スポット、その設置が新たな甲府の魅力となりうる。
答弁では、
観光資源である御岳昇仙峡や回遊コースへの給水スポットの設置は、「甲府のおいしい水道水」のPRに加え、マイボトルによるペットボトルの削減や熱中症対策に貢献するとともに、歩いて甲府の良さを発見する機会となることが期待されることから、関係部局と協議し、設置に向けた検討をしていく、と積極的な姿勢が示された。
ほぼ主張が認められ、極めて意義のある質問だったと思う。かつてスローライフというライフスタイルが紹介されたことがあるが、今もういちどこの考え方を見直したい。マイボトルを持って回遊を楽しみ、途中で甲府のおいしい水道水を補給する。新たな魅力ある資源になる予感がする。