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6月定例会代表質問(3)

代表質問の3問目は、5期目の挑戦の際に掲げた公約中の「思いやりあふれる社会の実現」について、特に動物愛護の取組みとヤングケアラーへの「気づき」について質問した。

いずれも根底にある思想は「生命の尊厳」である。4年前に相次ぐ虐待死を通じて「生命軽視の風潮」に警鐘を鳴らす意味から、子どもを一個の人格として尊重する、子どもの権利条例の制定を直言したのもこの考えからである。

その考えは、一切の生命に根源の同等の価値をみいだすものであり、たとえ小動物であっても理由もなく一方的に生命を奪うのはいかがなものか、という主張に通じていく。

中核市に移行する際に必置機関としての保健所設置に向けての準備段階において、代表質問で固有業務としての精神保健福祉業務、そして動物愛護業務について、対応を質問した経緯がある。

精神保健福祉業務については、かって県庁時代に健康増進課で経験し、その大変さを覚えており、基礎自治体での円滑な業務に若干の懸念があったことから激励の意味で質問した。一方の動物愛護の業務は、数年前から熊本市の動物愛護センターの状況や他の自治体での動物愛護に関する資料等を読み、愛護センターの看板とは真逆の実態があることを初めて知ったことから、保健所が設置されたときに、つらい現実に向き合わなければならない場面も出てくることから、少しでも「生命」の持つ重さを社会全体で再認識してもらいたい一心で、平成29年6月に初めて取り上げたものである。

その具体的な主張が「殺処分ゼロ」である。まだまだ動物愛護といっても意識変革には至っていないのが現状である。動物を傷つけても器物損壊で片付けられてしまう。そこには単なる「モノ」扱いで、生命に対するリスペクトは皆無に近い。人間の都合によって彼らの生命を奪っても何の痛みも感じない風潮が助長されれば、やがて生命軽視からいとも簡単に他者の生命を奪ってしまう。大きな犯罪は小動物への虐待がその兆候である、と以前警察の知人から伺ったことがある。だからこそ、「殺処分ゼロ」を中核市甲府のシンボルとして取り組んでほしい、と何回も取り上げたものである。

公約に掲げた「思いやりあふれる」という意味は、他者の痛みをわが痛みととらえることと同義である。相手の立場に立ってその痛みに寄り添って一緒に解決していく。これが目指すところである。

その意味からまず、殺処分ゼロの今年度の取組みについて確認した。あと一歩でゼロが達成できるところまで近づいており、今年度は、年明けに市主体の譲渡会を初めて開催する、との答弁をいただいた。いつも真剣にお応えしていただいており、甲府市保健所に対する信頼は厚い。

ヤングケアラーについては、わが党の議員が国会で初めて取り上げてから瞬く間に課題共有された感があるが、その存在と支援の必要性については共有されているものの、重要な点はその存在を見逃さない、どんな些細な兆候、SOSでも気づくことのできる日常の中での「システム」であることを指摘した。ソーシャルインクルージョンの考え方をと前任期までに主張してきたが、例えば支援を必要としている存在に対する支援は、もはや「特別な事業」としてではなく、社会の当たり前のあり方として、これを支援していく、という考え方に立つべきことを改めて訴えた。なぜなら、「事業」としてのとらえ方は往々にして予算如何によって支援も左右されてしまうからである。

今期のスタートとなる代表質問。様々な角度からの提言により、本市がより注目され、良好な意見形成にも資するような議員活動に心掛け、「役に立っている」と実感していただけるよう今後も本会議質問に全力投球していこうと改めて決意した6月定例会である。

                       ’さくら耳の地域猫       

               さくら耳の地域猫

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