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2023会派視察(3)~長崎市役所~

会派視察3か所目は、長崎市役所、本庁舎給水スポットと新庁舎の概要である。

本市が今年の6月から庁舎1階に給水スポットを初設置したことは既報の通りだが、たまたまオンライン会議で長崎市役所が本年1月から新庁舎がオープンし、その1階に給水スポットが設置されたことを知り、また庁舎が新しくなったことにより、その防災機能等についてどのようにとられているのか、非常に興味深かったため、佐賀のアピアランス支援事業とともに今後の本市での展開に役立てようと視察することとしたものである。

最初に上下水道局の担当課長さんから給水スポット設置の経緯を伺った。本市同様、どうすれば水道水を身近に感じていただくことが出来るか、これがやはり出発点である。

令和4年度の市民意識調査の結果から、水道水は安全安心という意識はあるが、蛇口から直接飲めることを知らなかったという市民がいる状況に愕然とした。長崎の水のPRとして「水フェスタ」などのイベント開催時に、ペットボトル水道水「あじさいの雫」を配布してきた。

2021年「ゼロカーボンシティながさき」の宣言のもと、ペットボトル削減に向けてのマイボトル運動を推進し、これとともにペットボトル水道水の配布をやめ、かわりに給水スポットの設置を推進することとした。現在、長崎科学館、子ども遊戯施設、そして庁舎1階にマイボトル専用のスポットを設置しているとのことである。

このうち庁舎に設置した給水スポットは3か月で1万回利用という驚くべき利用状況である。我々がちょうど到着したときに見ていると行列ができるほどの盛況ぶりである。庁舎内の職員もひっきりなしに利用しているとのことで、マイボトルによる給水という一つのスタイルが定着している。

新庁舎のご説明は、竣工するまでの間の責任者として業務についてこられた部長さんから直接お伺いした。これまで本市の新庁舎についても直接来甲し調査されたと伺った。特に東日本大震災や熊本大地震などから、庁舎が災害対策本部としての機能を果たすことが求められていることをまず考えたそうである。

その一つの表れが、機械室を6階と最上階にもっていったことである。当然洪水被害を想定してのことであるが、最近の毎年のように発生する豪雨災害を考えると最初から上の階に持っていくことが賢明であることは疑いの余地がない。また、万が一の際の災害対策本部会議を行う会場と市長の執務室とを近接の位置に設置するということは、これまでの災害対策の先進事例から学んだものということである。

長崎市役所の場合、本市と違って移転新築という方法をとったが、前の庁舎とさほど離れていない場所での新築であり、環境が激変するというものでもないことからおそらく大きな反対はなかったものと推察される。それぞれのフロアは例えば子育て関連機能を集約した2階のスペース「イーカオプラザ」にみられるように、市民の意見も取り入れたものとなっており、使い勝手の良さがうかがえる。市の機能を新庁舎に集約し、ここに来ればすべて用が足りるという状況が生まれている。いずれにしても、市民にとって使い勝手がいいということをまず考えた庁舎だといえる。

最上階には展望スペースとギャラリースペース、また屋上緑化スペースがあり、落ち着いた空間となっている。ただ、やはり飲食のスペースは様々な解決困難な課題があり、断念したという。

庁舎前庭広場には長崎の伝統芸能である長崎くんちのためのスペースも確保してあり、新庁舎の基本コンセプトの一つである、市民に親しまれ、つながりの拠点としての庁舎を意識したものとなっている。長崎市の新たなランドマークとしてまた、市民のつながりの拠点として今後益々市民に親しまれていくに違いない。

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