6月14日午前10時から代表質問に登壇した。今回5項目にわたって質問したが、以下何回かに分けて順に状況を報告したい。
最初の質問は、まちなか回遊について、である。
まず、現状認識と課題共有という意味で、「シャッター通り」という斜陽の地方都市を象徴するフレーズを使って、東京一極集中の解消というとてつもない課題解決のためにこれまで地方都市が取り組んできたことにふれた。
本市においても、がけっぷちの窮地を救う切り札と考えられてきた中心市街地活性化に長い間取り組んでおり、その理由はおそらく県都甲府市の中心街は山梨県の顔であり、衰退はそのまま本県の没落を意味する、という悲壮感に裏打ちされていたからだと思う。
私も自分自身のこれまでの「人生」から、地方都市にとって何が必要かを幾度となく本会議等で訴えてきた。
今「まちなか」には新たな公民連携の取組として熱い想いと活動意欲を持つ様々なジャンルのプレイヤーやサポーターが集結した「エリアプラットフォーム」が立ち上がっている。
彼らは、「まちなかの持つゆたかな資源や特性をどのように活かしていくか」などの議論を重ねるとともに、多くの方々にまちなかへの想いなどを聞く中で、「地元の人たちが まちなかを大好きになる」とする将来像を掲げた「甲府まちなか 未来ビジョン2024」を策定した、という。
こうした状況をみて、機が熟したと感じ、「若者が戻ってくるような」魅力あふれる甲府市づくりを、そのためにはふるさとに対する誇りを感じ、外に向かって自分たちのまちを語っていくことのできるふるさと愛の醸成を、というこれまでの主張の具体的な方法論として、「まちなかの回遊と魅力の発掘」という切り口からのいわば「集大成」としての質問を第一問として取り上げたものである。
まちなかを回遊、すなわち歩き回るという主張を自分自身のこれまで見知ったことから表現する意味で、「銀ブラ」を取り上げ、魅力あるところ、行きたいと思うところには、コストをかけても行くし、あてどなく歩き回るということもごく当たり前の風景だということを強調した。
また、若かりし頃よく聴いたバリーマニローの名曲「ニューヨークシティリズム」を引き合いに出し、ワクワクするようなまち、あたかも心地よいリズムが聞こえてきそうなまち、そういうところに人が黙っても多く集まることを主張した。
まちの魅力は一人ひとりが感じ取るもので、唯一の正解というものはない。だからまちを回遊、歩き回ることで一人一人が自分にとってのまちの魅力を見出してほしい。これが今回の質問の本意である。
答弁の結論が、「新たな目的によるまちなかの滞留と回遊を生むことにより魅力を高め、まちなか全体を目的地化し、まちなかとリニア駅周辺とが連動した未来のまちづくりに、注力してまいりたい」とあって、見事に方向性が一致し、新たなフェーズに入ったことを実感した。
今後大いに期待するとともに、回遊ルートに一息つける場所としての給水スポットを設けたらなお一層回遊の後押しが可能になるのでは、とひそかに思っている。