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何事もなく。。それでいい。

小学校の夏休み期間中、毎年育成会が中心となって夜間パトロールを実施している。今年は会長に就任したこともあって、メンバーの無事を毎日祈っている。

 ちょうど、私の家が出発地になっている関係で、毎日日誌を拝見させていただいているが、何事もなかったことを確認するたびにほっとしている。

 この時期は公園で花火をしたり、話をしたり、解放感もあってか、公園で遊んでいる子どもたちに出くわすことがよくある。その際のパトロールの原則は、「早く帰れし」とか「後片付けよろしく」という声掛けである。子どもたちを温かく見守っているという姿勢を子どもたちに感じ取ってもらうことを主眼に置いている。

 その昔、パトロールといえば非行少年の摘発みたいな考えが主流を占めていたように思われる。最近はこうした非行がほとんどなく、パトロールに従事しているメンバーからは、もうパトロールは続けなくてもいいのでは、といった声もあがっている。

 だが、どうだろう。何事もないというのは実は素晴らしいことではないだろうか。パトロールの意義が次第に「摘発」から「見守り」へと変わってきている中で、地域内で問題事例がないということは、健全な地域であることの証明だ。

 世界に目を向ければ、悲惨な紛争地帯がかなりある。血を流すような争いを繰り返す地域もある。国内でも事件や事故が毎日のように起こっている。本来、非日常な出来事が日常化している。

 こうしたことを考えると、来生たかおの「ただ何事もなく それでいい」というフレーズが実に胸に響いてくる。そのとおりだと思う。
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